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医療機器2点の保険適用を承認

レポート 2017年6月29日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会は6月28日の総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、医療機器2点を保険適用することを承認した。決定区分はいずれもC2(新機能・新技術)で、販売名は「TMP経皮経肝胆道拡張バルーンカテーテル」と「InterStimII仙骨神経刺激システム」。償還価格はそれぞれ6万5300円と、99万1000円(既存の機能区分にて評価、資料は厚生労働省のホームページ)。 「TMP経皮経肝胆道拡張バルーンカテーテル」は、良性胆道狭窄および悪性腫瘍(胆道がん)起因の胆道狭窄に対し、経皮経肝的に胆道に挿入し、狭窄部位に対してバルーン拡張により拡張処置を行う。推定適用患者数は1年に276人。ピーク時の市場規模予測は予測年度:9年度、使用患者数:224人/年、販売金額:1500万円/年。 「InterStim2仙骨神経刺激システム」は、保存的療法が無効または適用できない患者に対し、過活動膀胱または便失禁の改善を目的とする仙骨神経刺激療法に使用する。推定適用患者数は1年に約15万人。ピーク時の市場規模予測は予測年度:10年度、使用患者数:584人/年、販売金額:5億800...