「KPIは世界で医学系トップ100入り」、吉澤・東京医科歯科大学長

東京医科歯科大学の吉澤靖之学長は7月5日の記者懇談会で、「世界ランキング・トップレベルを目指して」と題して、学長としてのビジョンを説明。その評価指標（KPI）に「医療分野の世界大学ランキングトップ100」入りを掲げ、若手教員による学長シンクタンクを設置するなど、新たなガバナンス体制を構築していることを紹介した。 吉澤学長は4月から学長2期目となる。2016年度からの第3期中期計画では、大学機能強化のための「4つの戦略」として、（1）統合先制医歯保健学の世界的教育・研究拠点形成、（2）医学・歯学教育の国際化推進、（3）健康長寿社会の実現に寄与する先端医歯工学研究拠点形成、（4）教育研究力強化のためのマネジメント改革――を掲げ、3つの組織整備に取り組み、10のプロジェクトを実施している。 東京医科歯科大学の吉澤靖之学長 改革のKPIとしているのが、大学ランキングでの評価。現在、英クアクアレリ・シモンズ社の2017年ランキングでは、医療分野で101－150位 （国内4位）、歯学分野では3位（国内1位）に位置している。医療分野で世界トップ100入りを目指し、歯学分野では「規模からしたら世界1位...