1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「世界に冠たる日本の医療、支えるのは中医協」松原日医副会長

「世界に冠たる日本の医療、支えるのは中医協」松原日医副会長

レポート 2017年7月5日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の松原謙二氏は、7月5日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、「日本の医療保険制度は、世界に冠たる仕組み」と評価、それを支えているのが中医協での議論であるとし、今後も国民のために議論を進めるよう期待を込め、退任のあいさつをした。また保険外併用療養制度について、松原氏が導入時に中医協委員として議論に加わっていたことから、「この判断は正しかった」との見解を述べた。 松原氏は5日の総会で、同副会長の中川俊男氏とともに、中医協委員を退任した(『中川・松原日医副会長、中医協委員交代』を参照)。 日本医師会副会長の松原謙二氏 松原氏が、保険外併用療養制度に言及したのは、5日の中医協総会の議題の一つが、2018年度診療報酬改定で、同制度の「選定療養」に加えるべき提案についての意見募集の結果が公表されたため。同制度は健康保険法等の改正により、2006年10月から導入された。 日本の医療の素晴らしさにも触れ、世界医師会の場でも、日本の国民皆保険制度は高く評価されているとし、この仕組みを維持するためにも、支払側、診療側、公益側という三者構成で...