「画像提供」や「予防投与」など、選定療養の追加要望

7月5日に開かれた中央社会保険医療協議会総会（会長：田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授）で、「選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集」の結果が報告された。新たな選定療養の追加に係る提案が56件（医科：27件、歯科：19件、その他：10件）と、既存の選定療養の見直しに係る提案が26件寄せられた。提案・意見募集は、厚生労働省ホームページで3月15日から4月14日まで実施、関係学会や団体からも3月15日から5月19日までの間に意見を募った。厚労省で内容を整理・検討をした上で、中医協で議論する（資料は厚労省のホームページ）。 関係学会・団体、個人からの主な「新たな選定療養の追加に係る提案」（医科関係）は、以下の通り。括弧内は提案・意見の提出者や団体。 ・生活習慣病のうち、運動療法の効果が確認されている疾病に対する運動療法： 糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病等について、運動療法が循環器病発症予防に有用であることが医学的に立証されている。心臓リハビリテーション施設は、「医療法人が併設する疾病予防施設」の要件を満たしており、安全に運動療法を実施することが可能であることから、...