1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 地域包括ケア、課題は「医療介護連携」 - 猪口雄二・全日病会長に聞く◆Vol.1

地域包括ケア、課題は「医療介護連携」 - 猪口雄二・全日病会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2017年7月10日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

この6月に、5期10年間、会長を務めた西澤寛俊氏に代わり、全日本病院協会会長に就任した猪口雄二氏(『全日病、新会長に猪口雄二副会長が就任』を参照)。東京都江東区で寿康会病院(49床)などを運営する医療法人寿康会理事長の猪口氏は、中小病院の多い全日病のトップとして適任との評判が高い。 地域医療構想や地域包括ケアシステムの構築が進み、「医師の働き方改革」も本格化、2018年度診療報酬と介護報酬との同時改定も控えるという重要局面にある中、医療の現状をどう捉え、どんな主張を展開していくと考えているのか――。中医協委員でもある猪口氏に、会長就任の抱負をお聞きした(2017年7月4日にインタビュー。計4回の連載)。 ――6月17日に会長に就任されて、お忙しいことと思います。今はどんな時間の使い方をされているのですか。 私は東京都江東区において、寿康会病院(49床)、訪問看護ステーション、健診センター、それに地域包括支援センターを経営しています。寿康会病院は、一般病床と地域包括ケア病床が半々です。 猪口雄二氏は、中小病院等に、「医療に関する相談窓口」を設置する必要性を説く。 月曜日と土曜日は基本的に...