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「外保連試案2018」、11月上旬に公表予定

レポート 2017年7月11日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は7月11日の記者懇談会で、2018年度診療報酬改定に向けて「外保連試案2018」を11月上旬に公表予定であることを明らかにした。現時点では、「外保連試案2016」よりも89項目増加し、3475項目になる見通し。「外保連試案」の精緻化のほか、手術・処置の「休日・時間外・深夜加算」の施設基準の緩和、医療技術の新しい評価軸の発信など、6項目を同改定の方向性として掲げている。 外保連会長の岩中督氏は、2018年度改定は、介護報酬との同時改定であることから、検討スケジュールが前倒しになっているとし、外保連試案も例年よりも早めにまとめると説明。「診療報酬と外保連試案との点数の乖離が大きい項目、償還できない高額な医療技術を含む手術について是正を求めていくほか、複数臓器を手術した場合の考え方を一般化するよう要望していく」(岩中会長)。複数手術の考え方の一般化を求めるのは、例えば1回の開腹手術で、2つの臓器を手術した場合、いずれも手術料の100%算定できる場合、あるいは片方は50%しか算定できないなど、算定ルールがバラバラであるためだ。 外保連会長の岩中督氏 【2...