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邉見全自病会長、新専門医制「1年前よりは良い」

レポート 2017年7月12日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会会長の邉見公雄氏は7月12日に記者会見を開き、日本専門医機構が7月7日の理事会で2018年4月からの新専門医制度開始に向けて準備を進めることを決定したことについて、「1年前よりは良くなった、これで駄目だったら、日本の医療は5年も10年も遅れる。100点満点の60~70点くらいでスタートだが、少しずつうまくいくようにしていかないといけない」と述べ、今後も制度の改善のための努力を続けていくべきとの認識を示した(『「専攻医の登録、10月スタート」目指す』を参照)。 全自病会長の邉見公雄氏 邉見氏は、新専門医制度の課題として、総合診療専門医の専門研修プログラムや指導医の選定を指摘。新制度で指導医がいないことから、「詰めの段階に入ってくると思う。地域で総合診療を頑張っている方々が暫定指導医、特命指導医になれるよう、各地のJA厚生連やJCHO(地域医療機能推進機構)など田舎で頑張っている団体と力を合わせて働きかけていきたい」と述べた。 働き方改革は「地域医療持たない」 社会問題化している「働き方改革」について、「医師を一般の労働者と一緒にされては、地域医療が持たない。日本の医療...