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修学資金枠の東北出身者6人減、東北医科薬科大

レポート 2017年7月14日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

東北医科薬科大学は7月13日、第9回教育運営協議会を開催した。2017年4月に入学した第2期生100人中、東北地方の出身者は33人と2016年より2人増えたものの、卒業後に東北6県で一定期間勤務する義務のある修学資金枠の55人のうち、東北出身者は14人で、2016年より6人減少し、同大医学部長の福田寛氏は「地域医療に熱意のある学生を獲得できたが、修学資金枠で当該県出身者が少ない。東北出身の受験者を増やす努力をしていきたい」との認識を示した。 教育運営協議会は、2016年4月の医学部新設に当たって、地域医療への影響などを検証するために設置が求められ、東北6県の大学、行政などの関係者から構成。新設後にも開催が求められ、2016年も7月に第8回協議会を開催した(『東北医科薬科大学、東北出身者は31%』を参照)。 東北医科薬科大学教育運営協議会委員長の里見進・東北大学総長 募集定員100人のうち修学資金枠A方式(修学資金3000万円)は宮城県30人、それ以外の5県が1人ずつ。B方式(修学資金1500万円+各県の修学資金)が20人。 入学者のうち、A方式の宮城県は東北出身者9人に対し、それ以外が...