1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 強制力ある医師偏在対策、医学部長間でも意見分かれる◆Vol.1

強制力ある医師偏在対策、医学部長間でも意見分かれる◆Vol.1

スペシャル企画 2017年7月15日 (土)  高橋直純、水谷悠(m3.com編集部)

医師偏在対策、新専門医制度、働き方改革――。医療を取り巻く仕組みに大きな変革が求められる中で、常に一定の役割を期待されるのが大学医学部だ。 m3.com編集部は、2015年、2016年に引き続き今年の4月から5月にかけて、全国82の医学部、医科大学の医学部長、学長を対象に、医学教育の現状を尋ねるアンケートを実施。今回は、医師偏在対策、働き方改革、新専門医制度、医師国家試験、女性医師――などを巡る動向について、率直なご意見を伺った。 18大学の医学部長もしくは学長から回答をいただいた。その結果を11回に分けて紹介する。 (ご協力いただいた学長、医学部長、大学職員の皆様には、この場を借りて、心より厚くお礼申し上げます) ◆2015、2016年の結果はこちらm3.com全国医学部長・学長アンケート Q 医師の偏在対策の議論では、保険医の配置・定数の設定、地域医療を義務付けるといった方策も提唱されていますが、何らかの強制力を伴う対策が必要とお考えでしょうか。 医師偏在対策に関連して、「強制力を伴う対策」については「必要」が6人、「必要でない」が6人、「どちらとも言えない」が5人と回答が拮抗した...