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日野原重明氏、105歳で死去、聖路加国際病院名誉院長

レポート 2017年7月18日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

聖路加国際病院(東京都中央区)名誉院長の日野原重明氏が、7月18日午前6時33分に呼吸不全で死去した。105歳だった。葬送・告別式は、病院葬にて、7月29日(土)午後1時から、青山葬儀所(東京都港区)で執り行う。 2015年に京都市で開催された第29回日本医学会総会で記念講演した、日野原重明氏。 日野原氏の専門は内科学。医学教育の発展に寄与したカナダの医学者、ウイリアム・オスラーを紹介するなど、日本の医学教育の礎を築き、その発展に貢献したほか、聖路加看護大学学長を務め、幅広く医療人材の教育に力を入れていたことで知られる。1973年に一般財団法人ライフ・プランニング・センターを設立し、予防医学分野の普及、啓発にも取り組んできた。1999年に文化功労者、2005年に文化勲章を受章。 100歳を超えても講演活動を続け、2015年に京都市で開催された第29回日本医学会総会の記念講演でも、約30分にわたり講演、「私の元気の源は、若い人とともに、前進したいという思い。前進、前進、前進また前進」と語っていた(『「若い人と前進したい」、103歳の日野原氏語る』を参照)。 日野原氏は、1911年10月4...