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外科系の高度急性期・急性期、7%は「1カ月の手術ゼロ」

レポート 2017年7月19日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

2016年度の病床機能報告を分析した結果、高度急性期機能または急性期機能と報告している外科系2031病棟のうち、360病棟(約18%)は2016年6月の「全身麻酔の手術件数」が0件、うち148病棟(約7%)は「手術件数」自体が0件だったことが明らかになった。厚生労働省が7月19日の「医療計画の見直し等に関する検討会」の「地域医療構想に関するワーキンググループ」(座長:尾形裕也・東京大学政策ビジョン研究センター特任教授)の第7回会議で公表した。 (2017年7月19日の「地域医療構想に関するワーキンググループ」資料) 高度急性期機能または急性期機能と報告している呼吸器内科681病棟のうち、40病棟(約6%)は「呼吸心拍監視」が0件、31病棟(約5%)は「酸素吸入」が0件であるなど、地域医療構想の4つの医療機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)で想定される医療を実施していない病棟が存在していることが示唆された(資料は、厚労省のホームページ)。 (2017年7月19日の「地域医療構想に関するワーキンググループ」資料) 厚労省は、医療機能別に「具体的な医療の内容」に関する項目を複数選択し、...