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ノバ社新社長「深く反省」、降圧剤論文不正事件

レポート 2017年7月25日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

2017年4月にノバルティスファーマ社の社長に就任した綱場一成氏が7月24日に記者会見し、薬機法違反で法人が被告となっている降圧剤論文不正事件について、「問題の本質は私どもが臨床研究に適切に関わってこなかったということで、深く反省している。引き続き重く責任を捉えて(信頼回復に向けた)活動を続けていきたい」と語った。 綱場氏は1971年生まれ。1994年に東京大学経済学部を卒業。総合商社を経て、2001年に米イーライリリー入社。16年間勤務し、日本法人糖尿病領域事業本部長、オーストラリアおよびニュージーランド支社長などを歴任。2017年1月にノバ社に入社し、4月に代表取締役社長に就任した。 綱場一成氏 就任後、初の記者会見では冒頭に「3月16日に東京地裁から無罪判決をいただいた。一方で、データの改ざん等を含めて事実認定はされている。この問題の本質は、私どもが臨床研究に適切に関わってこなかったということで深く反省している」と語った。また、5月26日に日本製薬工業協会(製薬協)に復帰したこと受けて、「製薬協の会員会社として恥じないように患者様に貢献できるように活動していきたい」と述べた。 降...