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医学部での国試対策、多くの大学で実施◆Vol.6

スペシャル企画 2017年8月2日 (水)  高橋直純、水谷悠(m3.com編集部)

2017年の第111回医師国家試験の合格者は前年より2.8ポイント低い88.7%で、過去10年で最も低くなるなど、近年は国試の難化も指摘される。第112回では、これまでの3日間・500問から2日間・400問になるなど、質量ともに改革が進んでいる。医学部における医師国家試験対策について尋ねた(『合格率88.7%、過去10年で最低、2017年医師国試』を参照)。 Q 近年の医師国家試験は難化しているとも言われております。貴大学・医学部で医師国試合格を目的とした、通常の講義以外の対策を実施されているでしょうか。 【実施している】 【岩手医科大・佐藤洋一医学部長】チューターによる少人数指導。医師国家試験予備校による集中講義。 【山形大・山下英俊医学部長】通常の講義の枠内で行われていますが、以下の2つが国家試験対策を主眼とした講義です。 (1)臨床実習が長期化しているため、5年生後半から6年生前半にかけてのクリニカルクラークシップ(4週間毎)の期間内、各Phaseの最終日(4週間目の金曜日)に知識の整理と習得を目的とした講義を行っています。この講義は1年間で計9日間行われることになりますが、知識...