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必要性と疑問、「在宅医療」、「地域包括ケア」への意見◆Vol.14

医師調査 2017年9月20日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

[連載第1回はこちら] Q 医療と介護、地域包括ケアシステムなどについてのお考え、疑問点がありましたらお書きください。 【体制の問題】 ・自院への通院患者であっても、急変時の受け入れが不可能なケースがある。常勤医師不足によるもの。地域包括ケアシステムがうまく回るためには、1次・2次救急病院の受け入れ態勢が整わない限りは無理。医師の地域偏在は早急に解決されなければならないと思われる。自助・公助・互助・共助だけでは到底不可能!【民間病院】 ・急性期病院からの早期の追い出しと介護側の手間のかかる患者の丸投げのために、地域包括ケアという言葉が利用されていると思わざるを得ない事例が多々見受けられます。【民間病院】 ・勝手に在宅へと言うけれど、地域医療が崩壊しているのに、誰がそれを担うのか。点数などもないのに人的なリソースも投入できない。【診療所】 ・自宅での療養、介護には限界がある。施設を利用するケースが多くなると思われる。そのためにも、経済的に余裕のない患者でも利用できる施設が必要である。【民間病院】 ・人が足りない。特に医者。それから、それを評価する仕組みがない。また、無駄な医療や無駄なお金...