1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 4000人が参列、日野原聖路加国際病院名誉院長の告別式

4000人が参列、日野原聖路加国際病院名誉院長の告別式

レポート 2017年7月30日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

7月18日に105歳で逝去した、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏の葬送・告別式が東京都内で営まれ、約4000人が参列して別れを惜しんだ。葬儀委員長を務めた同病院院長・聖路加国際大学学長の福井次矢氏は「先生のお側で密着して働く機会をいただき、先生が達成された偉業の背後にある考え方・態度といった、『人生の流儀』も学ぶことができた。先生のお教えやご配慮によって、医療の専門職業人としての幸福な人生を歩んだ者の数は数えきれない」などと思い出を語り、故人を偲んだ(『日野原重明氏、105歳で死去、聖路加国際病院名誉院長』、『「まさに日本の医療の貢献者」「生活習慣病啓蒙、偉大な功績」』を参照)。 白衣姿の日野原重明氏の遺影が飾られた祭壇。代表撮影 告別式の開始前には、皇后陛下が弔問に来られ、日野原氏の長男で喪主の明夫氏と言葉を交わされた。告別式開始時には、日野原氏の幅広い交友関係を表すかのように、多くの人が弔問に訪れ、葬儀所の敷地に入りきれず、数百メートルにわたっての列ができた。 式では、福井氏と、日野原氏の国際基督教大学での教え子で笹川記念保健協力財団最高顧問の紀伊國献三氏が、参列者に向かって語...