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不採算地区での医師確保「財政措置の充実を」総務省研究会

レポート 2017年8月3日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

総務省の「地域医療の確保と公立病院改革の推進に関する調査研究会」(座長:辻琢也・一橋大学副学長)の第6回会合が8月2日に開催され、研究会の報告書の内容について議論。「不採算地区において、医師確保に係る財政措置の充実について検討」といった文言が盛り込まれることなどで大筋で合意した。 地方独立行政法人化した公立病院で2012年度以降に経常収支比率が悪化傾向にあることについては、経営改善に伴い自治体から繰入金減少が主たる原因と考えられると事務局から説明があった。 事務局が提示した報告書骨子案では大きく分けて【現状・課題】と【今後の公立病院経営に向けた提言】の2部構成になっている。 後半部の構成は、下記の通り。 1.病院マネジメントの観点からの経営手段の充実 (1)公立病院の事務局の強化、経営人材の確保・育成 (2)公立病院の経営指標の「見える化」と地域における経営展望の理解促進 (3)経営指標の分析に基づく取組、PDCAサイクルの展開 2.公立病院に対する財政的・制度的支援 (1)地域医療確保のための財政支援 〔1〕不採算地区における医療を確保するための必要な措置 〔2〕近年の資材単価等の動...