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日医会長、加藤厚労相「バランス考えられる大臣」と期待

レポート 2017年8月3日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は8月3日の記者会見で、第3次安倍3次改造内閣が発足し、加藤勝信氏が厚労相に就任したのを受け、「国民皆保険の堅持、適切な医療提供に資する財源の確保という二つのバランスについて、考えられる方が大臣になった」と評した。改造内閣全体の評価として、菅義偉官房長官、麻生太郎財務相が留任していることなどを踏まえ、「かなり重厚な配置、というのが第一印象」と述べ、「しっかりとした仕事をしていただけると理解している」と期待を込めた。 加藤厚労相は、自由民主党の「国民医療を守る議員の会」の事務局長で、第2次改造内閣時代は、働き方改革担当大臣を務めた。その前の内閣官房副長官時代から、横倉会長は社会保障、医療について意見交換をする場があったと言い、「我々と意見交換が十分にできる大臣であり、いろいろと指導をいただいていた。ただ、我々がお願いしても、『できないものは、できない』とはっきり言われる方。社会保障を壊すようなことはしてもらっては困るということを言ったこともある」と明かした。 会見する日本医師会の横倉義武会長。 「相反する二つの課題、バランス良く」 加藤厚労相の評価を聞かれた横倉...