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受動喫煙防止対策で数値目標の扱い言及せず

レポート 2017年8月4日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

加藤勝信新厚労相は8月4日、就任後最初の閣議後記者会見に臨んだ。政府が今夏の閣議決定を目指している第3次がん対策推進基本計画に、受動喫煙防止の数値目標を盛り込むかどうかについて、「安倍総理からは受動喫煙防止対策を徹底して進めることを昨日の段階で言われている。それに沿って進めていく」と述べたものの、具体的な数字への言及を避けた。 加藤勝信厚労相 健康増進法改正案については、塩崎恭久前厚労相時代には、飲食店内は原則禁煙とし、30平方メートル以内のバーなどに限って例外を認める厚生労働省と、例外拡大を求める自民党が対立。この点についても、受動喫煙対策を徹底するとの安倍首相の指示を重ねて示し、「いろいろな所から意見が出てきている。それらを聞きながら、答えを出していく」と述べるにとどめた。 厚労相として特に関心のある分野については、働き方改革担当大臣を第2次安倍内閣から引き続き務めることから、「まずは働き方改革に全力を挙げる」と述べた。継続審議となっている労働基準法改正案で、年収1075万円以上で高度な専門的知識を持つ場合に労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」と、時間外労働の上限規制...