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退任の塩崎前厚労相「新しい医療の形とその下での働き方を」

レポート 2017年8月5日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

塩崎恭久前厚生労働大臣は8月4日、退任挨拶の中で、退任前日に第1回を開催した「医師の働き方改革に関する検討会」に関連して、「新しい医療の形とそこの下での働き方の新しい形を絵に示して提供した。今後、本格的に実施の段階になる。後任の加藤勝信大臣はこの分野に詳しい方であり、引き続きご尽力いただけると考えている」と話した。 塩崎氏によると、厚労相在任期間は1066日で、坂口力氏(公明党)の1361日に次いで、歴代で2番目に長い。自民党議員では舛添要一氏の752日を超えており、「自民党では最長不倒距離」と笑顔を見せた。 就任時には安倍首相から「医療、年金、労働制度を所管しており、岩盤のように硬い制度を打ち砕いてほしい」という指示をもらったと振り返り、「『成長と分配の好循環』と言っているが、分配である社会保障を守って行くには成長していかなくてはいけない。厚労省設置法3条に、『経済発展に寄与する』という言葉が入っている。高齢化、少子化、人口減少、労働人口の減少の中でも、皆様が地域で納得できる暮らしができるように、あらゆる改革をやっていくのが安倍内閣がやってきたこと」と振り返った。 最後に力を入れた健...