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「日本医学会と日本医学会連合、併存の訳」 - 門田守人・日本医学会会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2017年8月13日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

この6月、日本医学会連合の会長選挙があり、12年の長きにわたって同職にあった高久史麿氏に代わり、新会長に就任したのが門田守人氏。門田氏は2010年4月から日本医学会副会長を務め、同会を日本医師会から独立した組織にすることを早くから働きかけてきた一人。 日本医学会連合は2014年4月に、一般社団法人化した。日本医師会内には日本医学会が残り、二つの組織が併存、両方の会長を門田氏が兼ねる。「学術団体として活動する場合には日本医学会連合、日本医師会の学術機能にかかわる事業をサポートする場合には日本医学会として活動する」(門田氏)。門田氏に、会長就任の抱負をお聞きした(2017年7月19日にインタビュー。計2回の連載)。 ――先生は2010年4月から、日本医学会副会長を務められていました。今回、会長に就任された経緯についてお教えください。 自ら立候補したというより、加盟学会(社員)からの推薦です。日本医学会連合には128の加盟学会があり、まず会長にふさわしい人を推薦してもらいます。その上位候補者から日本医学会連合の2017年度定時総会の当日に、各学会が投票し、過半数を獲得できれば決定、過半数に至...