1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「二人の親の背中」を見て会長に - 松井道宣・京都府医師会会長に聞く◆Vol.1

「二人の親の背中」を見て会長に - 松井道宣・京都府医師会会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2017年8月17日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

高齢社会を見据え、行政や多職種と協同して「京都地域包括ケア推進機構」を設立するなど、都道府県医師会の中でも、先駆的な取り組みで知られ、中央への情報発信力も強い京都府医師会。 その会長を6期務めてきた、森洋一氏の勇退に伴い、新会長に就任したのが、松井道宣氏。先代の業績を引き継ぎ、どのような舵取りを目指そうとしているのか――。就任の抱負をお聞きした(2017年7月27日にインタビュー。計4回の連載)。 ――先生は長年、京都府医師会の仕事をされてきました。今回、会長に就任された経緯をまずお聞かせください。 私は13年以上にわたり、府医師会の仕事に携わってきました。最初は理事として感染症対策、医療事故対策、庶務、総務などを担当、直近では副会長を2期4年務めました。 前任の森(洋一)先生は、2006年4月から6期、11年3カ月間の長きにわたり会長を務められ、副会長だった安達(秀樹)先生も長年、府医師会の仕事をされてきました。私は1957年10月生まれ。森先生は私の10歳上で、今年で70歳、安達先生は私の一回り上の72歳。府医師会におけるお二人のリーダーシップはものすごく強く、私は「二人の親の背中...