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キャリア教育や就労継続支援、充実の傾向◆Vol.8

スペシャル企画 2017年8月9日 (水)  水谷悠、高橋直純(m3.com編集部)

医学部入学者に占める女子学生の割合が50%を超す大学があり、2017年の医師国家試験の合格者のうち女性は34.5%と過去5年で最多となり、結婚・出産によりキャリア形成を中断した場合の支援など、医学生への啓発や支援の必要性は増している。女子学生や女性医師への教育、支援の取り組みについて聞いた。 Q:近年、女性医師が増加傾向にあります。貴大学・医学部で、女子学生、女性医師のための取り組みを実施されているでしょうか。実施されている場合は、具体的事例をご紹介ください。 【女子学生向けの教育や支援を実施】 【岩手医科大・佐藤洋一医学部長】4年次にキャリア教育を行い、将来を見据えた診療科の選択ができるように情報を与えている。 【富山大・北島勲医学部長】病院に隣接する場所に託児所を作り、学生時代に子育てが可能(子育てしながら学業ができるよう)にした。 【横浜市大・井上登美夫医学部長】2年次対象の必修講義「医療コミュニケーション論」において、「男女共同参画」をテーマとした講義を行っている。 【福岡大・朔啓二郎医学部長】医師会との共同で、学部学生にランチの時間を使って、女性医師の活躍、実際の子育て支援な...