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4師会、加藤厚労相に受動喫煙防止の要望書

レポート 2017年8月10日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

日本医師会会長の横倉義武氏、日本歯科医師会会長の堀憲郎氏、日本薬剤師会会長の山本信夫氏、日本看護協会会長の福井トシ子氏は8月10日、加藤勝信厚労相に対し、 264万3023筆の署名とともに、「例外のない受動喫煙防止対策の強化・実現について」と題した4師会会長連名の要望書を提出した。 横倉氏は「受動喫煙の継続で健康障害が出ている。今秋の臨時国会で法律を作っていただきたい」と述べ、加藤厚労相は「望まない受動喫煙の防止は、社会のコンセンサスだと私は理解している。2020年東京五輪・パラリンピックは目の前で、時間的余裕はない。法案を提出できるよう努力したい」と応じた。 日医の横倉義武会長(左から2人目)、加藤勝信厚労相(右から2人目)ら 受動喫煙防止対策に関する署名は5月から6月にかけ、全国民を対象に医師会員が求める形で行われ、郡市区、都道府県医師会を経て日医が取りまとめた(『日医、受動喫煙防止求める署名活動を開始』を参照)。 非公開の会談後に取材に応じた横倉氏によると、塩崎恭久前厚労相時代に厚労省と自民党が対立した、飲食店での禁煙の例外拡大についての話題は出なかったという。また、2020年東...