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医学生の声、吸い上げる役割 ー 医学連インタビュー◆Vol.1

インタビュー 2017年8月12日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)、水谷悠(m3.com編集部)

2016年12月から2017年3月にかけて、「目指す医師・医学者像についての意識調査」を実施した全日本医学生自治会連合。医学生のキャリア観や新専門医制度についての考え方の生きた声を集め、それを基に中央官庁や日本専門医機構と意見交換を行うなど精力的に活動している。調査に当たった山梨大学の山田潤一さん(6年生)、山口大学の土肥聖未さん(5年生)、島根大学の大滝聡美さん(5年生)に、医学連の活動や調査の狙いや、自身のキャリア観について話を聞いた(2017年8月1日にインタビュー。計2回の連載)。 ――医学連はどのような組織で、どのような活動をされているのか、お教えください。 山田 学生として大学運営に代表者として参画する学生自治組織や学生委員会が各大学にあります。その代表者が全国で選出され、医学連の活動をしています。医学生の全国調査をするときも、自治会や学生会単位で全学生に配り、回収して全国でまとめます。質問項目は全国医学部長病院長会議や、医師会が出しているキャリア教育の先行研究を参考に作成しています。方法としてはネットによるアンケートなども検討したのですが、各大学の学生自治会が教室に入って...