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「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)」、今秋に指定要件

レポート 2017年8月23日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)等の指定要件に関するサブワーキンググループ」(ゲノムSWG)の第1回会議が8月23日に開催された。同日午前に開催された「がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ」(指定要件WG)の下に設置されたもので、座長はいずれも国立がん研究センター中央病院病院長の西田俊朗氏が務める。今後、2回の会議を経て、9月~10月に、指定要件WGに報告する(資料は、厚労省のホームページ)。 ゲノムSWGの目的は、「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)等」(中核拠点病院)の指定要件を決めること。この6月に報告書をまとめた「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」は、中核拠点病院を指定し、「遺伝子パネル検査」を保険診療で実施できる体制構築などを提言している。2017年度中に厚労省が指定する方針で、現時点では7カ所程度になる見通し。またがんゲノム医療の推進に向け、情報拠点として「がんゲノム情報管理センター(仮称)」の設置も報告書で提言され、国立がん研究センターへの設置で構成員の同意が得られた。 現在は、コンパニオン診断薬(承認された医薬品の有効性や安全...