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がん診療連携拠点病院の新要件、議論始まる、2019年度から

レポート 2017年8月24日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省「がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ」(座長:西田俊朗・国立がん研究センター中央病院病院長)の第1回会合が8月23日に開催された。2019年度指定に向けて新たな要件を検討する。 がん診療連携拠点病院は、2次医療圏に1カ所を目標としており、2017年4月1日時点で400カ所ある。2014年度にがん診療連携拠点病院がない2次医療圏に整備する「地域がん診療病院」を設置。両病院がない空白の2次医療圏は69カ所となっている。 本ワーキンググループでは2017年度中に新たな指定要件を確認し、2018年度初めに親会議に当たる「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」に最終報告書を提出する。2019年度の指定から新要件となる予定。現行の指定期間は4年間となっており、今後、既に指定されている病院の指定期限についても検討する。 がんゲノム医療については、サブワーキンググループに当たる「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)等の指定要件に関するサブワーキンググループ」を8月23日午後に開催した(『「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)」、今秋に指定要件』)。3回の検討の後、201...