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長時間勤務、男性医師で抵抗少なめ◆Vol.1

医師調査 2017年10月1日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

社会全体で「働き方改革」の機運が高まる中、労働基準監督署による病院への是正勧告や、若い研修医の過労自殺など医療界にとっても対応を迫られる自体が次々と起こっている。 政府が2017年3月に策定した「働き方改革実行計画」では、労使が合意した場合、特例として時間外労働は年720時間(月平均60時間)を上限とすることなどが盛り込まれているが、医師については5年間の適用猶予が決まっており、3月からの2年間を目処に議論をすることが求められている。厚生労働省や日本医師会、医療団体がそれぞれ「医師の働き方」に関する検討会を設置し、上限規制の在り方や、医師法に基づく応招義務や自己研鑽の扱いなど、各論の議論が始まっている。 m3.com編集部では、こうした問題について、現場の病院勤務医の勤務実態やそれについての受け止め方などを尋ねた。 調査は2017年8月8日から11日に、病院勤務医を対象に実施し、男性406人、女性100人から回答を得た。質問項目は、1カ月当たりの時間外勤務やその把握、その時間に対する感覚や、時間外労働への上限規制の是非、応招義務の是非、医師にとって何が労働に該当するか、長時間勤務対策な...