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新潟過労自殺、「医師の勤務適正化図る」―新潟市長

レポート 2017年8月31日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

2016年1月に新潟市民病院で後期研修中の女性医師(木元文さん=当時37歳=)が過労自殺し、2017年6月に新潟労働基準監督署から長時間労働是正などの勧告を受けた問題で、新潟市は8月31日、勧告に対する報告書を同労基署に提出したと発表した。篠田昭市長は「6月6日に『新潟市民病院緊急対応宣言』を発表し、救急搬送件数が前年度と比べ減少するなどの効果が出ており、医師の長時間労働の縮減につながっている。引き続き、医師の勤務時間の縮減と適正化を図っていく」なとどコメントを出した。 報告書の概要は次の通り 是正勧告書に関する対応 2017年3月23日付で、時間外労働および休日労働に関する協定書を労働者の過半数を代表する者と締結済み。 木元文医師に対して、一部支払っていなかった時間外労働・休日労働・深夜労働に対する割増賃金を2017年8月30日に支払った。 電子カルテ端末の院内情報ウェブに、時間外労働および休日労働に関する協定書を2017年3月30日に掲示済み。 指導票に関する対応 2017年6月分の労働時間に関し、自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについて、必要に応...