奨学金、医師の7割が「利用せず」

高等教育の無償化について、政府が2案に絞って検討していくことが報じられている。一つは全国民を対象とし、在学中には授業料を取らずに卒業後に所得に応じて徴収する案。もう一つは、所得制限をした上で給付型奨学金を拡充する案だ。財源については明らかになっておらず、実現するかどうかは不透明だが、医学部の学費は特に高額なこともあり、仮に無償化が実現すれば大きな影響があり得る。奨学金についてm3.com医師会員に聞いたところ、「利用していない」が開業医68.6％、勤務医65.4％を占めた。また高等教育の無償化は、開業医も勤務医も3割以上が「反対」とした。 Q1: 大学進学に際し、奨学金を利用しましたか？ 地域枠を含めて給付型の利用は少数にとどまり、貸与型は開業医22.5％、勤務医23.1％だった。 Q2：政府の2案を含め、高等教育無償化についてどうお考えですか？ 所得制限をした上での給付型奨学金拡充を推す会員が、開業医38.7％、勤務医38.2％でともに最も多かった。一方で、「高等教育無償化に反対」も、開業医31.4％と勤務医31.1％いた。 Q3：その他、高等教育無償化についてのご意見があれば、ご自...