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「優れた日本の医療を世界に」、横倉会長がCMAAO会長に就任

レポート 2017年9月13日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

アジア大洋州医師会連合(CMAAO)の第53回総会・理事会が9月13日、東京都内で開催され、日本医師会会長の横倉義武氏が第35代CMAAO会長に就任した。横倉氏は就任のあいさつで、「わが国の医療システムを世界に発信し、人々の幸福実現に貢献したい」と語った。 プラサート・サルンヴィヴァッド前CMAAO会長から会長メダルを渡された横倉義武新会長 CMAAO総会は9月13-15日、東京・お台場のホテルを会場に開かれる。「終末期医療」をテーマにシンポジウムも開催する。13日の総会式典で、横倉氏のCMAAO会長就任式が行われた。横倉氏は就任に当たり、「現在、将来に目を向けると高齢社会と言うべき時代の変革にある。このことはスピードの違いこそあれ、各国が対応する課題である。各国固有の問題が解決を困難にしているが、われわれ医師は医療分野の広汎な課題に取り組まなくてはいけない。感染症の蔓延の脅威、自然災害に備え、国境を越えた医師の結束が必要である」と呼びかけた。 また、「国民の健康長寿を世界トップレベルに押し上げてきたわが国の医療システムが、世界が経験したことのない高齢社会を安心へと導く世界モデルとなる...