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維持期リハビリ、医療か介護か?

レポート 2017年9月14日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は9月13日、個別事項の議論を開始し、「その1」として疾患別リハビリテーションを取り上げた。維持期・生活期のリハビリについて、2017年度末までに原則として介護保険に移行する予定だが、診療側と支払側で立場の違いが鮮明に表れた(資料は、厚生労働省のホームページ)。 厚労省が提案した、議論すべき課題の案は次の通り。(9月13日中医協資料より) 維持期・生活期のリハビリについては、2017年度末までに原則として介護保険に移行する方針となっており、それらの患者の状態や要介護度等の詳細に関する調査結果を踏まえて、必要な見直しを検討してはどうか。 疾患別リハビリの計画書については、介護保険のリハビリ事業所でも有用に活用できるよう、様式や取扱いを見直してはどうか。 2017年9月13日中医協総会資料より 委員の主な発言は次の通り。 【支払側】 健康保険組合連合会理事・幸野庄司氏:数パーセント、介護保険に行かずに医療保険に残っている方がいるが、あとは物理的な解決をすれば良く、診療報酬上の対応は必要ないのではないか。例えば機...