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政治の場に「在宅医療の思いを」 - 島田潔・在宅医療政治連盟会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2017年9月27日 (水)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

2017年3月に「在宅医療政治連盟」、6月には「在宅医療推進議員連盟」が結成され、「政治」の場で、在宅医療の立場をアピールする動きが強まっている。なぜ、この時期に新たな「政治連盟」「議連」を設立したのか。「在宅医療政治連盟」の会長に就任した島田潔氏(板橋区役所前診療所院長)に設立の経緯や、目的を聞いた(2017年8月8日にインタビュー。全2回の連載)。 ――今回、在宅医療政治連盟を作ったのはどのような思いからでしょうか。 国政の場では、いろいろな医療関連の議連(議員連盟)がありますが、在宅医療に関する議連がありませんでした。在宅医療をやっている仲間の中で、国会議員の先生方に在宅医療の政策を考えていただきたいということで、まず在宅医療推進議員連盟を作っていただくにはどうしたらいいかという話が出ました。 僕が田村憲久先生(自民党衆院議員、厚労相、総務相などを歴任)と親しい関係にあり、そういう相談をしたところ、在宅医療の現場の先生を急ぎ集めてほしいということで作ったのが、我々の連盟です。正会員は在宅医療に従事する医師、准会員は「正会員」が所属する医療機関に従事する医療スタッフや事務職です。 ...