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益田市医師会「親父の背中」、へき地医療研修プロジェクト

レポート 2017年9月20日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

島根県の益田市医師会は9月20日に東京都内で記者会見し、全国の若手医師を対象としたへき地医療研修プロジェクト「親父の背中」を2018年4月に開始すると発表した。医師不足解消を目指すとともに、若手医師にとっては益田地域医療センター医師会病院に所属し、地域の開業医の指導も受けながら地域医療に触れてスキルアップを図れるという(益田市医師会のホームページを参照)。 左から益田市医師会の神崎裕士会長、松本祐二副会長、ゲネプロの齋藤学代表。後方はプログラムのポスター。 同医師会会長の神崎裕士氏は、「医師会病院の特徴は、歩ける範囲で機能が全部集中していること。患者の急性期から回復期、慢性期へのシフトや、開業医に戻す、地域包括ケアシステムはほぼ満たしているが、肝心のそれを動かす医師がいない」と医師不足に苦しむ現状を説明。今年4月に独自の離島・へき地研修プログラム「RURAL GENERALIST PROGRAM JAPAN」を開始した、合同会社ゲネプロ代表の齋藤学医師の協力を得て、今回のプログラム立ち上げに至った。 参加者はすでに一人前の医師として活躍する若手を想定して広く募り、新専門医制度の総合診療...