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初期研修、7診療科必修化に?厚労省WGが議論本格化

レポート 2017年9月22日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の「第15回医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ」(座長:福井次矢・聖路加国際病院長)が9月21日に開催され、臨床研修のローテーションについての議論を始めた(資料は、厚労省のホームページ)。構成員の多くは7診療科に戻すべきという意見が多かったが、来年3月を目処に議論を重ねていく(前回の議論は『臨床研修、必須29症候、25疾病を提案』を参照)。 ローテーションで回るべき診療科・分野の配分を巡っては、2004年度の開始時は7診療科が必修となっていたが、その後の見直しで、現在は内科(6カ月以上)、救急科(3月カ月以上)、地域医療(1カ月以上)の3科目のみが必修となっている。外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科は、選択必修として5科目のうち2科目を選択する。 岡山県精神科医療センター理事長の中島豊爾氏は、「選択必修という言葉がおかしい。7診療科を必修にすべき」、また精神科については「急性期を診ることが重要。一番の理由は時間の経過を見ないと分からないことがある。慢性期を見ても科のネガティブな側面を診ることにある。救急ではワンポイント。どうしても病棟(研修...