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横倉日医会長、「増収分使途変更なら、社会保障に」

レポート 2017年9月27日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は9月27日の定例記者会見で、安倍晋三首相が9月25日に消費増税財源の使途変更を大義として衆院解散を表明したことを受け、「全世代型の社会保障」には理解を示しつつ、「使途を変更するのであれば、医療をはじめとする社会保障の充実に充てるという考え方もあり得る」と提案。もっとも、現実には難しいと見通した一方、消費税率10%への引き上げに当たって、「社会保障の充実」に2.8兆円を充てる当初の予定は、「引き続き確保されるものと考えている」と語った(資料は、日医のホームページ)。 衆院選での支持政党についての質問に、あくまで政治活動を担っているのは日本医師連盟であり、「日医は政府に政策提言をしていく立場」と断りつつ、日医連委員長でもある横倉会長は、10月3日までに各都道府県医師連盟の推薦要請を受け付け、それに基づき日医連が決定すると説明。「日医連の決定は、公示日(10月10日予定)前後になるだろう」(横倉会長)。 2018年4月には診療報酬・介護報酬の同時改定が予定されている。選挙結果が同時改定に影響するかとの質問に、横倉会長は「2009年に(衆院選で自民党から民主党への)...