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四病協、「へき地対応できないのでは」

レポート 2017年9月27日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は9月27日の総合部会で、新専門医制度や医師の働き方改革などについて議論した。日本専門医機構が、新専門医制度の総合診療専門研修プログラムの1次審査結果を発表した9月25日に、へき地・過疎地域、離島、被災地、医療資源の乏しい地域での研修を条件とすることを発表したことについて、全日本病院協会会長の猪口雄二氏は「急に、いきなり決まっていた。そういうところがない地域では、プログラムが組めないのではないかという意見が出た」と明らかにした(一次審査基準は同機構のホームページ、関連記事は、『総合診療専門研修プログラム、1次審査通過は360』を参照)。 全日病会長の猪口雄二氏 同機構は、7月7日の理事会で決定した「総合診療専門研修プログラム整備基準」で「へき地・離島、被災地、医療資源の乏しい地域での1年以上の研修が望ましい」とし、8月10日には「お願い」として「総合診療専門研修プログラムについては、地域医療に配慮し、さらに1年以上のへき地等の専門研修が含まれるものを優先すること」とする文書を公表。しかし、「条件」とすることを発表したのは1次審査結果の発表と同日だった。 猪口氏は、「例え...