1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. レセプトに郵便番号、カタカナ氏名記載を提案

レセプトに郵便番号、カタカナ氏名記載を提案

レポート 2017年9月27日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は9月27日の会議で、「診療報酬に係る事務の効率化・合理化」と「診療報酬に係る情報の利活用」について議論した。 厚生労働省保険局医療課長の迫井正深氏は「事務の効率化は診療報酬改定ごとにある程度しているつもりだが、全体の総点検はしてきていないので、この際に行いたい」と検討の意図を説明。2018年度およびその後の診療報酬において対応していくとした。 発言した全ての委員が「効率化、合理化の方向性は賛成」である旨を表明。一方で、「レセプトに患者の住所地の郵便番号および氏名のカタカナ記載を求める」との提案に対しては、逆に事務が煩雑になるなどの懸念が示された(資料は厚労省のホームページ、前回の議論は『レセプト様式、請求事務等「ゼロベースで見直し」』を参照)。 中医協総会 厚労省が提示した「基本的な考え方」は次の通り。 「診療報酬に係る事務の効率化・合理化」については、各事項の本来の趣旨を踏まえつつ、 (1)内容を必要最小限に簡素化すること (2)定型的なものは選択肢などを設けること (3)複数の診療報酬項目で重複してい...