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総合診療専門研修プログラム審査、「公正さを欠く」

レポート 2017年9月28日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

全日本民主医療連合は9月27日、日本専門医機構理事長の吉村博邦氏宛に、「総合診療領域のプログラム一次審査の結果をうけての意見と緊急要望」を提出した。総合診療専門研修プログラムの1次審査に現場から疑義が寄せられているとし、「『選抜的』審査であるかどうかについてはあらかじめ明示されておらず、事前に出された整備指針以外に、後付けの審査基準を示すのは道理に合わない、公正さを欠く」などと問題視する内容だ。 審査に通らなかった理由について、各プログラム責任者に文書で示すとともに、総合診療専門研修プログラム整備基準を満たしているものの、1次審査基準に照らして不十分とされるプログラムには修正を助言し、それに応じるならば1次審査通過と同じ扱いとすることなどを求めている(資料は、全日本民医連のホームページ)。 総合診療専門研修プログラムは9月20日に終了、その結果が9月25日に日本専門医機構のホームページに、「理事会決定に基づく1次審査基準」とともに掲載された(『総合診療専門研修プログラム、1次審査通過は360』を参照)。全日本民医連に加盟する事業所では、16のプログラムが不通過と判定されたという。意見・...