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「地域医療を守る病院協議会」が発足

レポート 2017年9月28日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会、JA全厚連、日本慢性期医療協会、全国国民健康保険診療施設協議会、地域包括ケア病棟協会の5団体が9月28日に都内で記者会見し、「地域医療を守る病院協議会」を同日発足したことを発表した。 診療報酬や、医師偏在対策、岩手県知事の達増拓也氏が提唱している「地域医療基本法」などについて、国への提言などを行う。全自病会長の邉見公雄氏は「今はどんどん都市に人が集まっている。地域に重点を置いている団体に呼びかけ、地方を守る、地域を守る医療団体の設立を準備してきた」と設立の狙いを述べた。 10月の次回会議以降、各団体の意見を取りまとめ、厚生労働省に要望や提言を提出する方針。なお、JCHO(地域医療機能推進機構)がオブザーバーとして参加する(地域医療基本法については、岩手県のホームページ)。 前列左から日慢協常任理事・桑名斉氏、JA全厚連会長・雨宮勇氏、全自病会長・邉見公雄氏、国診協会長・押淵徹氏、地域包括ケア病棟協会会長・仲井培雄氏 記者会見での各団体の発言の概要は次の通り。 全自病会長・邉見氏:今日の会議では、「診療報酬改定に関して医療資源の少ない所に、算定要件や施設基準を緩和し...