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四病協、総合診療専門研修プログラムの1次審査に疑義

レポート 2017年10月3日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

四病院団体協議会は10月2日、日本専門医機構理事長の吉村博邦氏に対し、総合診療専門研修プログラムの1次審査結果について、「プログラム認定におけるプロセスの公正さに疑義を感じる」として、意見書を提出した。 内容は、(1)プログラム募集段階で「1次審査基準」を明確にすべきであり、同基準を決定した理事会決定日時等を明確にすべき、(2)認定に至らなかったプログラムに対してその理由を文書で発出すべき――の2点。 (1)を求めた理由について、「応募する各プログラム責任者が明示的な基準を事前に確認できる体制は、公正な審査をするために必要かつ当然の原則」と明記。(2)については、「今後の各プログラムの改善努力を促す目的で、表記を丁寧に返すことは、今後の総合診療専門医育成に重要な要素」と説明している。 総合診療専門研修プログラムの1次審査の結果は、9月25日に「1次審査基準」とともに日本専門医機構のホームページに掲載された(『総合診療専門研修プログラム、1次審査通過は360』を参照)。9月27日の四病協の総合部会では、1次審査基準で、「へき地・過疎地域、離島、被災地、医療資源の乏しい地域での研修を条件」...