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「1次審査不合格、大変遺憾」、専門医機構に説明求める

レポート 2017年10月3日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

「整備基準通りに専門研修プログラムを作り、研修実績があるにも関わらず、1次審査を通過しなかったのは大変遺憾。当院で来年度の研修を希望する初期研修医もおり、今からの再認定を強く要望する。認定を行わない場合はその理由をきちんと文章で明示していただきたい」 こう問題視するのは、王子生協病院(東京都北区)の診療部長を務める平山陽子氏。同病院は、日本専門医機構に対し、回答を求める意見書を提出した。新専門医制度の総合診療専門研修プログラムの1次審査は9月20日に終了したが、審査結果への不満の声が、複数の病院から上がっているほか、医療関係団体も要望や意見を日本専門医機構に提出している。 全日本民主医療連合は9月27日に緊急要望を、四病院団体協議会は10月2日に意見書を、それぞれ日本専門医機構に対し、提出した(『総合診療専門研修プログラム審査、「公正さを欠く」』、『四病協、総合診療専門研修プログラムの1次審査に疑義』を参照)。 これに対し、日本専門機構副理事長で総合診療専門医の準備を進めてきた松原謙二氏は、あくまで理事会決定に基づき、総合診療専門研修プログラムの整備基準に加え、「1次審査基準」を設け、...