ハイブリッドERの死亡率低下を確認、府立総合医療センター

世界で初めてハイブリッドER（新型救急初療室）を導入した大阪急性期・総合医療センターの実績をまとめた論文『The Survival Benefit of a Novel Trauma Workflow that Includes Immediate Whole-body Computed Tomography, Surgery, and Interventional Radiology, All in One Trauma Resuscitation Room: A Retrospective Historical Control Study.（新型救急初療室「Hybrid ER」は、正確な診断と迅速な治療を可能にし、重症外傷の救命率を向上する）』が10月2日までに、 米学術誌「Annals of Surgery」に掲載された。今まで救うことのできなかった重症外傷患者を3人に1人の割合で助けられることが示され、論文の筆頭著者の木下喬弘氏は「『ハイブリッドER』の有用性について学術的に評価した初めての報告になった」と説明する。 同センターでは2011年8月から世界初となるハイブリッドER...