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わたしは院長の”お気に入り”ですから【連載小説「朔風」第100回】

火曜日、金曜日に更新

2017年10月13日 久間十義(小説家)


[あらすじ・登場人物はこちら][連載第1回はこちら]めまいは方便と言われて健太朗は、まゆみの言い分に頷かずにはいられなかった。院長にはそれでなくても体調を崩した過去がある。あのときは健太郎と彼女と、それに何人かの協力で無理矢理に検査をしたし、その結果、院長も折れて札幌まで行って、大学病院で精密検査を受けたのだった。「あの年末に北斗医大で受けた検査……」とまゆみが難しい顔をして言った。「幸い結果は何ともなかったけれど、本当なんでしょうか?」「どういう意味?」「あれって、もしかして院長先生が結果を改...

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