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多職種連携、「尊敬の気持ち」がベース、横倉日医会長

レポート 2017年10月9日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

10月9日、都内で開かれた第50回日本薬剤師会学術大会の「日医・日歯・日薬会長パネルディスカッション2025年の地域包括ケアシステム構築に向けた連携について」で、日本医師会会長の横倉義武氏は、「医師の指示の下に全てが動く」のではなく、「連携は、他の職種を尊重する気持ちを持って初めてスタートする」と述べ、多職種連携における顔が見える関係作りと信頼関係を構築する重要性を強調した。 パネルディスカッションには三師会の会長が登壇。 日本歯科医師会会長の堀憲郎氏も、人口の高齢化に伴い、「歯や欠損の形態的な回復」から口腔機能管理の重要性が増してきているとし、その実践に向けて医科歯科連携はここ数年進んできたものの、歯科医師と薬剤師の連携は今後の課題であるとし、横倉氏と同様に顔が見える関係の重要性を指摘した。 2人の会長の発言を受け、日薬会長の山本信夫氏も、地域包括ケアシステムにおいて、「医薬品やその情報の提供について、責任を持つのが薬剤師」と意気込みを述べ、医療機関等と連携しながら、「服薬情報の一元的管理・組織的把握」や在宅医療に取り組んでいく方針を掲げた。さらにそれだけにとどまらず、「処方せんとい...