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“事故調”、2年間で751件、当初予定の2~3割

レポート 2017年10月10日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療安全調査機構は10月10日、今年9月の現況を公表、医療事故として報告された件数は35件、2015年10月の医療事故調査制度の開始から2年間の総数は計751件だったことが明らかになった(詳細は、同機構のホームページを参照)。制度開始前、報告件数は「年1300~2000件」と推計されており、その2割弱~3割弱にとどまる。 報告件数を半年ごとに見ると、2015年10月~2016年3月:187件、2016年4月~9月:201件、2016年10月~2017年3月:180件、2017年4月~9月:183件と推移しており、大きな変動はない。 診療科別の報告件数の最多は、外科で127件。以下、内科96件、消化器科64件、整形外科59件、循環器内科51件、心臓血管外科44件、産婦人科44件、脳神経外科43件などと続く。 医療事故調査制度では、医療事故調査・支援センターである日本医療安全調査機構に対して事故を報告した後、院内調査を行い、その調査結果の報告も求められる。2年間の件数は、事故報告された751件の63.4%に当たる476件。 院内調査の結果について問題などがある場合、医療機関および遺族の...