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マッチ率100%は10大学、大学人気下げ止まらず

レポート 2017年10月21日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

10月19日に公表された、2017年度の医師臨床研修マッチングの最終結果を大学病院本院別に分析すると、募集定員に対するマッチ者数の割合(定員充足率)が100%だったのは10大学で、2016年度の15大学から減少した。大学病院で研修する医師の割合は全体では41.4%で過去最低を更新した(マッチングの全体結果は、『大都市圏の研修医割合、9年連続減―2017年度マッチング最終結果』を参照)。 分析対象は、今年4月に医学部を新設した国際医療福祉大学と防衛医科大学校を除く80大学の本院。定員充足率が、90%台は18大学(2016年度16大学)、80%台は9大学(同15大学)、70%台は13大学(同9大学)、60%台は11大学(同6大学)、50%台は9大学(同7大学)、50%未満は10大学(同11大学)。 最も多くのマッチ者数を集めたのは、マッチ率100%の東京医科歯科大(119人)。2016年度はマッチ率100%で127人だった東京大は118人だった。3位は京都大(79人)。9月22日の中間では第1希望者の数が3位だった杏林大は100%の65人だった(中間公表は『医科歯科、東大の2強変わらず、杏...