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大都市圏の研修医割合、9年連続減―2017年度マッチング最終結果

レポート 2017年10月19日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

2018年4月からの初期研修先を決める、2017年度医師臨床研修マッチングの最終結果が10月19日に発表され、大都市部のある6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)の内定者の割合は41.1%で、2009年度から9年連続で減少し、過去最低を更新した。大学病院の割合は41.4%で、2016年度の42.7%から減少し、同じく過去最低を更新した(昨年度の結果は『大都市圏以外に過去最多の研修医、2016年度マッチング最終結果』、資料は厚労省のホームページ参照) マッチングの参加病院は1022施設で、2016年度より5施設減少。募集定員は1万1014人(2016年度1万1195人)、希望順位登録者数は9726人(同9395人)、内定者数は9023人(同8906人)、内定率は92.8%(同94.8%)だった。 募集定員に対するマッチ者の比率を示す「定員充足率」を都道府県別に見ると、京都の98.10%を筆頭に、奈良、東京、大阪、兵庫、神奈川、和歌山の7都府県(2016年度6都府県)で90%を超えた。80%台が7県(同8府県)、70%台が20道県(同15道県)、60%台が7県(同14県)、50%...