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救命救急センターの評価、3段階から4段階への変更検討

レポート 2017年10月12日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は10月11日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、救命救急センターについて、充実段階評価の見直しが予定されていることに合わせて、診療報酬上の評価も、地域貢献度や地域の関係機関との連携といったプロセスも含めた評価体系に変更することなどを提案した。従来のA、B、Cの3段階評価から、S、A、B、Cの4段階評価への変更も提示した(資料は、厚労省のホームページ)。 厚労省の主な提案は次の通り。太字は変更点。 プロセスも含めた評価体系へと見直し (1)重篤患者の診療 受入応需の公表と改善に向けた検討 地域貢献度(地域内の重篤患者受入率) 転院調整を行う者の配置を是正項目に追加 緊急手術の受入を是正項目に追加 (2)地域の救急医療への支援 現場への医師の派遣(ドクターカー等) 地域の関係機関との連携 (3)救急医療の教育 専攻医の受入 医療従事者への教育 (4)災害医療対策 BCPの策定 院内および都道府県等での災害訓練 評価の基準 評価点(合計100点)と是正を要する項目数(合計17項目)の双方を合わせた、S、A、B、C評価 の基準を、2...