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横倉日医会長、世界医師会長に、米シカゴで就任式

レポート 2017年10月14日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は、第68代世界医師会(WMA)会長に就任、米シカゴで開催されたWMA総会で10月13日(現地時間)、就任式が行われた。任期は2018年10月までの1年間。 横倉会長は、就任あいさつで、「国民の健康寿命を世界トップレベルにまで押し上げてきたわが国の医療システムを世界に発信し、リーダーシップを取り、世界中の人々の幸福の実現に貢献したい」と述べ、さまざまな国、地域の医療の課題解決に向けたWMAの取り組みを加速させる考えを示した。未来に向けて若手医師の育成に取り組むとしたほか、経済学者の故宇沢弘文氏の言葉も引用し、「医療が、『世界全体の社会的共通資本』となることを理想に掲げ、WMAを前進させていきたい」と意気込みを語った。 米シカゴで開催されたWMA総会で10月13日(現地時間)、会長に就任した日本医師会長の横倉義武氏(右)(写真提供:日本医師会) 日本人でWMA会長に就任するのは、武見太郎元日医会長(1975年、第29代)、坪井栄孝元日医会長(2000年就任、第59代)に次いで3人目。2016年10月に台湾・台北市で開催されたWMA総会で、会長就任が決定していた(...