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2018年度の医学部定員、1人減の9419人を計画

レポート 2017年10月17日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

文部科学省は10月16日、2018年度の国公私立大学の医学部入学定員を、2017年度から1人減の9419人とする計画を公表した。2007年度開始の「新医師確保総合対策」、2008年度開始の「緊急医師確保対策」に基づく臨時定員増317人分が2017年度に終了するが、医師偏在対策の一環で、「地域枠」として2019年度までの2年間増員を可能とした。49大学に計316人分を充てる(資料は、文科省のホームページ)。 49大学の内訳は、国立35大学(234人)、公立7大学(35人)、私立7大学(47人)。私立大学分については、林芳正文部科学相が10月16日、大学設置・学校法人審議会に諮問した。近く答申が予定され、今年内には国公私立大学全ての医学部入学定員が決定する。 臨時定員増はいったん返上した後に、再度定員増を図るため、49大学の中には、2017年度比で定員増、あるいは定員減になった大学の双方がある。定員増の予定は、関西医科大学(5人増の122人)、順天堂大学(3人増の140人)、日本医科大学(3人増の121人)、埼玉医科大学(1人増の129人)の4大学。一方、定員減の予定は、旭川医科大学(5人...